英語で読書をつづけて
「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」、かなり昔に流行りましたよね。
本屋さんで見かけて購入したら、あれよと言う間にヒットして、朝の情報番組でビックファットキャットのコーナーが出来ていましたね。
出版は2001年なんですね。
それから15年、この本の進め通りに英語の本を読むようにしてきたんだけど、一向に上達しません…。
私がバカだからと言うのが一番納得いく答えかもしれませんが、私自身は勉強の仕方を間違えたなと思います。
分かりやすい言葉での解説
「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」、は主語や動詞などの難しい言葉を使わずに、主役や矢印→、脇役などという分かりやすい言葉に変えて、英語を読むための基礎を教えています。単純な絵ながら、豊富な挿絵が分かりやすく、文字も色分けされているので楽しく読めます。
例を上げると↓こんな感じです。
The cat scratched ED.
主役→矢印→脇役
「主役が脇役に矢印の行動をした」と言うことが、色分けすると分かりやすいですね。
でもこの本が言ってる事は、結局は「5文型」の事なんですよね。
主役=主語→矢印=動詞→脇役=目的語
↑のように言い換えてるだけでこの文章は「5文型」 の第3文型「SVO」です。
「5文型」、「SVO」などと言われると難しく感じる人が多いのかもしれませんが、私は「5文型」の方が分かりやすいと思いました。
これが第一の間違えです。
英文法を正しく理解することが大事
「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本 」では、英語の本を読むうちに英語が身に付くと書いてありますが、英文法の基本が身に付いていないと、読んでも楽しくないので難しいです。知らない単語は飛ばしても、読み進めるうちに意味が分かると書いてあったんだけど、わからない単語が多いと、いい加減な理解で読み進めることになり、読み進めるとつじつまが合わない事になります。
英文法を理解していれば、わからない単語が「動詞」なのか「補語」なのかと分かるので、文章の形が想像できるんだけど、「主役」や「脇役」という言葉だと分かりづらいです。
知らない単語を調べる場合の辞書では「主役」「脇役」なんて言葉は出てきませんしね。
単語を分の形によって色分けするのは分かりやすくていいと思います。
「Kindle」でも、文字にラインを引く機能があり、色が4色選べるので使えますね。
自分に合った洋書を選ぶ
「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本 」の巻末に初心者にもおすすめの児童書が紹介されてあるんですが、これがあんまり面白くなかった。児童と言ってもアメリカ人なので英語はペレぺらです。
割と難しい表現もあります。
英語の基本は↑で紹介した例文が殆どと書いてある割に、洋書では基本から外れる分も多くあり、初心者は混乱します。
アメリカ独特の文化の表現が入ってくると、アメリカの文化に詳しくないので文章の通りに理解すると変じゃない?ってこともあります。
上級向けで紹介されてるハリーポッター「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」は日本語で面白かったんだけど、さすがに上級向けは難しいです。
(こんな本もあるけどね。「「ハリー・ポッター」Vol.1が英語で楽しく読める本 「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本 」)
日本人向けに書いてある洋書が読みやすくておすすめ
「ビッグ・ファット・キャット」の作者が書いた、「Big Fat Cat and The Mustard Pie (BFC BOOKS)」と言う本が良いと思います。(洋書ではないんだろうけど、物語は完全に英語で書いてあります)シリーズで7冊くらい出てるんだけど、だんだん英語が難しくなっていきます。
作者は日本人だし、 「ビッグ・ファット・キャット」が登場し、付録でこの本、全文の主役→矢印→脇役 の解説もついてくるので、わかりやすいです。
私は失敗して、本屋で見つけたこのシリーズの後半の本を買ってしまいました。
難しいものをやった方が実力が付くんじゃないかとそのまま読みましたが、理解が追い付きませんでした。
最初の簡単な英文から、徐々にステップアップした方が絶対英語が身に付いてたなと反省してます。
まとめ
英語の本を読む事は、リスニングと同じくらい、英語の上達にいいと思います。ただし、正しい英文法を身に付けて、楽しく読むことが大事です。